贈り物とギフトの豆知識 贈り物とギフトの豆知識
松喜屋トピックス 松喜屋トピックス

贈り物についての豆知識

贈り物とギフトの豆知識

贈り物は、贈る側の感謝やお礼などの気持ちを形に表すものですので、どんなに高価なんものであろうと、珍しいものであろうと、受け取る側が不愉快に思うようなものは避けなければなりません。
そして、贈る品物そのものの問題とともに、特に日本では縁起かつぎからくる忌み言葉という厄介なこともあるので、注意が必要です。
面倒だなと思っても、いわば長い間に培ってきた社会規範としてのエチケットという面と、また、相手に方に対する思いやりということからのマナーという面もあるので、
一通り豆知識として承知しておき、妙なことにならないようにするのが賢明ということが言えるでしょう。

一般的な豆知識

たとえば、結婚のお祝いでは、包丁やナイフは「切る」ということが連想されるために、「縁が切れる」に通じるところから、贈り物としては嫌われます。
茶碗やお皿なども、「割れる」ということが連想されるため、おめでたいときの贈り物としては不適切とされています。若い人の中には気にしない人もいますが、ご両親あたりは、眉を顰めることになります。
お祝い事では、お茶も贈り物として用いない方が賢明です。お茶はどちらかというと弔事に使うことが多いからです。どうしてもというのであれば、コーヒーとか紅茶にするのがいいでしょう。
病気のお見舞いでは、いくつか本当に注意が必要です。鉢植えは良くないというのは、「根がついている」ことから「病気が根ついてしまう」あるいは「寝つく」ということになるので、具合が悪いというわけです。
シクラメンのような素敵なものでも、「死」や「苦」を連想させるのでタブーですし、椿の花も「首が落ちる」感じから縁起が悪いとされています。
新築祝いでは、ライター、灰皿、赤い色のものは、火事を思い出し、せっかくのお祝いの空気を気まずくすると言われています。
不思議に思う人いるでしょうが、目上に人に対しては、靴や靴下、スリッパなど履物を贈ってはならないとされています。
どうやら「踏みつける」ということを避けるためのようです。目上の人が踏むわけですから良さそうな感じもしますが、古くから言われています。
現金を贈るのには余程の注意が必要です。使い道を相手に預けるという点では一番すぐれていますが、相手が目上の人などの場合は失礼になるからです。
現金が失礼にならないのは、結婚披露宴のお祝い、褒章などの祝賀会祝い、災害見舞、病気見舞、その他では出産、新築、開店、入学、卒業祝いなどでしょう。

贈り物の豆知識と現実

というように決まり事みたいなことがありますが、相手が望む場合は例外となります。
結婚する人に、何がいいかを問い合わせ、ペアのマグカップをお願いしますと言われながら、割れるからとこだわっていれば、それこそ友人関係にヒビが入ってしまうというものです。
贈り物は気持ちと気持ちをつなぐものでもあるのが、基本と言うわけです。